大規模施設管理

大規模施設の放射線管理

大規模施設は敷地内に施設が点在しており、各施設ごとに放射線管理が必要となります。
点在する各施設の放射線管理では、各施設の事例やデータ等の情報が共有化されていないこともあります。
放射線管理を統合して情報の共有化を行うことにより、事故の未然防止に役立ち、施設をより安全に運用することができます。
さらに、管理を統合することで効率的な人員配置が可能になり、コスト削減を実現します。

TNSでは、作業環境測定、排出放射性物質、搬出物品などの測定の他、大規模施設ならではの業務を行っています。

  • 放射線業務従事者等の管理
  • 大規模施設を利用する年間数千人に及ぶ従事者(ユーザー)に対する管理をしています。

    • 放射線業務従事者の認定手続き、入退出管理システム等への登録管理
    • 放射線業務従事者の登録者数等の集計
    • 個人被ばく線量計の貸与、交換、回収
    • 個人線量記録の作成、送付
  • 放射線監視システムによる監視等
  • 24時間対応で放射線監視システムによる監視、入退出管理システムの監視、巡視点検を行っています。

    • 放射線監視システムの各モニタの動作状況確認、測定値の随時確認
    • 入退出管理システムが正常に動作していることを随時確認
    • 指定された設備、機器の巡視点検

大規模加速器実験施設

大規模加速器実験施設


個人被ばく線量計の貸与

個人被ばく線量計の貸与

監視システムによる監視

監視システムによる監視

原子力施設などの運転保守管理

核燃料物質を取り扱う原子炉施設などは常に安全な状態を保つ必要があります。
原子炉施設などでは関係法令や規則、各施設の保安規定を熟知し、運転保守管理を行うことが求められています。
また、安全な状態を保つための高度な機器の操作には、長年の経験と知識が必要です。

TNSでは、長年の経験と知識を共有し安全を第一に原子炉施設などの運転保守管理業務を行っています。

  • 運転保守管理
    • セル設備のマニプレータ操作
    • グローブボックスの操作
    • グローブボックスのバッグイン・バッグアウト作業
    • グローブボックス,フードのフィルタ交換操作
    • 各機器の点検業務

マニプレータ操作

マニプレータ操作

グローブボックス操作

グローブボックス操作

量子科学研究施設の運営管理

量子科学分野の人材育成、研究開発を目的として開設された「青森県量子科学センター(QSC)」で、指定管理者の立場で施設の運営・管理を行っています。
施設を利用するユーザーとの施設利用方法の打ち合わせや、実験計画を考慮した設備機器のメンテナンスを実施するため、専門性の高い知識と対応力が求められます。

  • 施設維持管理
  • 施設で保有する実験機器や設備について、点検・保守・清掃を適宜実施しています。

    • 施設、設備保守管理:設備の初期性能及び機能を維持するための点検・修理・調整等
    • 備品管理:施設の機能を維持するための備品の保守・更新・新規調達等
    • 実験用動物飼養:実験用動物の受取、水やり、給餌、床敷交換等
    • 廃棄物処理:医療廃棄物、放射性廃棄物、一般・産業廃棄物の適正な保管、運搬、処理
    • 放射線管理
  • 施設運営
  • 施設利用者の利用日程調整や、申込受付、施設内での利用者支援を実施しています。

    • 施設の使用承認
    • 利用状況のデータ整備
    • 各種安全対策
  • 広報活動
  • 学会やシンポジウムへの参加等により、施設利用促進のための広報活動を行っています。

    • 学会、シンポジウム、イベントへの参加による広報活動
    • 施設一般公開の実施
    • 研究成果発表会の開催

青森県量子科学センター外観

青森県量子科学センター外観

サイクロトロン室 放射線量測定

サイクロトロン室放射線量測定

実績

>大規模施設の放射線管理に係る実績は、実績->大規模施設のページ に記載しております。どうぞご覧ください。