分析・研究支援

TNSの技術者は、積極的に各種学会や研究会、技術研修会等へ参加し、最新の分析技術や法令に精通しており、信頼性の高いデータを提供できます。

放射能分析・環境化学分析

TNSでは、弊社つくば開発センターで所有する非密封RI取扱施設を用いて、高度な専門知識を持つ技術者が、お客様のニーズに合った試験計画を作成し、各種データの測定・分析を行います。
放射線管理で要求される、測定・分析に加え、土壌・河川・海水中など環境試料の分析、放射性廃棄物処分に関わる吸着・拡散試験など幅広い分析ニーズに対応します。

  • 作業環境測定
  • 排気・排水の測定
  • 環境試料中の放射能分析
  • 放射化物中のH-3、C-14およびその他の放射性核種分析
  • 放射線施設・加速器施設の管理区域解除に伴う残存放射能測定・評価
  • 河川水、土壌試料中の微量元素分析
  • 放射性廃棄物処分に関わる放射性物質の吸着・拡散試験
  • クリアランス廃棄物の放射能特性の分析・評価
  • 地下環境下における地下水の挙動調査および模擬核種の挙動解析

放射性物質の拡散試験

放射性物質の拡散試験

測定試料調製

測定試料調製

Ge半導体検出器による放射能分析

Ge半導体検出器による放射能分析

客先常駐による研究支援サービス

弊社内での分析だけでなく、お客様のニーズに応じて客先常駐での研究サポートを実施しています。

  • 環境試料の分析実験
  • 分配係数取得実験
  • 土壌中ヨウ素移行実験
  • プルトニウム、ウラニウム等を含む生体試料の分析

環境試料 調製

環境試料 調製

質量分析装置による環境試料分析

質量分析装置による環境試料分析

環境試料 前処理

環境試料 前処理

Ge半導体検出器による放射能分析

Ge半導体検出器による放射能分析

分析・研究支援

α核種分析用 電着試料作製

客先常駐による技術支援サービス

研究機関等が開催する研修会・セミナー等の事前準備、実習サポートや放射線測定機器類、分析機器類の維持管理メンテナンスも実施しています。

  • 研修支援業務
  • 緊急被ばく医療施設の維持管理
  • 共同実験機器のメンテナンス

体表面除染研修 事前準備

体表面除染研修 事前準備

放射線測定 実習サポート

放射線測定 実習サポート

分析機器メンテナンス

分析機器メンテナンス

東電1F事故試料(飲料水、食品、土壌、等)

飲食物、土壌や輸出品等の放射能濃度測定などについて

2011年に発生した東日本大地震で被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と早期の復興を心からお祈りいたします。

TNSでは、飲食物、土壌などの放射能濃度測定、または製品の輸出先または国内受け入れ先からの放射能測定の要望等でお困りの方からのご相談を承っています。
TNSで実施している放射能濃度や放射線の測定は、下記のとおりです。
なお、試料送付にあたっては、試料送付時の留意事項を参照ください。

飲料水・食品中の放射能濃度測定

食品衛生法第11条により規定されている放射能濃度(セシウム134、セシウム137)をゲルマニウム半導体検出器等で測定します。

[測定対象]

  • 飲料水(水道水、井戸水、上水)
  • 牛乳、乳児用食品
  • 一般食品(乳製品、野菜、米、キノコ など)
    • 試料は弊社つくば開発センターに送付頂きます。(連絡先は必ず明記して下さい。)
    • 検出限界値は基準値の区分で異なります。(セシウム134、セシウム137個別の検出限界値です。)
      • 飲料水: 1Bq/kg未満
      • 牛乳、乳児用食品: 5Bq/kg未満
      • 一般食品:10Bq/kg未満
    • 試料受領後、“5日程度”で測定結果を報告します。

[参考]

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令の一部を改正する省令、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令別表の二の(一)の(1)の規定に基づき厚生労働大臣が定める放射性物質を定める件及び食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について(厚生労働省 食安発0315第1号 H24.3.15)

農地等の土壌の放射能濃度測定

土壌、肥料、飼料などの放射能濃度(セシウム134、セシウム137)を測定します。

[測定対象]

  • 肥料※1、飼料※1、焼却灰等※2、汚泥※3など上限値、許容値が公表されているもの。
  • その他(土壌、活性炭、セメントなど)、ご相談に応じます。
    •       
    • 試料は弊社つくば開発センターに送付頂きます。(連絡先は必ず明記して下さい。)
    • 検出限界値は、10Bq/kg程度です。
    • 試料受領後、“5日程度”で測定結果を報告します。
    • お客様の農地にて、土壌中の放射能濃度を測定します。

[参考]

※1:放射性セシウムを含む肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値の設定について(通知)
(農林水産省23消安第2444号、23生産第3442号、23林政産第99号、23水推第418号 H23.8.1)
飼料中の放射性セシウムの暫定許容値は、以下の通知により変更されました。

  • 飼料中の放射性セシウムの暫定許容値の見直しについて(農林水産省 H24.3.23)
  • 放射性セシウムを含む飼料の暫定許容値の見直しについて(農林水産省 H24.2.3)

※2:一般廃棄物焼却施設における焼却灰等の一時保管について(環境省 H23.7.28)
※3:肥料に利用する放射性物質を含む汚泥の取扱いについて(農林水産省 H23.6.24)

製品等の放射線測定

詳細は出張測定を参照ください。

実績

>分析・研究支援に係る実績は、実績->分析・研究支援のページ に記載しております。どうぞご覧ください。